シャンパーニュのパイオニア:メゾン・ポメリー

ワインの入門者
ポメリーという用語について教えてください。

ワインソムリエ
ポメリーはフランスのシャンパーニュ地方の生産者です。辛口のシャンパーニュを考案したと言われています。

ワインの入門者
創業者は誰ですか?

ワインソムリエ
マダム・ポメリーです。彼女は1874年に辛口のシャンパーニュを考案しました。
ポメリーとは。
シャンパーニュの銘醸地、ランスに1836年に設立されたポメリーは、古くから有名なシャンパーニュ生産者です。2代目のマダム・ポメリーが1874年に家業を引き継ぐと、当時主流だった甘口のシャンパーニュに代わり、辛口のシャンパーニュを生み出したと伝えられています。
ポメリーのスタンダードキュヴェ「ブリュット」は、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエがそれぞれ3分の1の割合でブレンドされています。一方、偉大なマダム・ポメリーに敬意を表して造られる最上級キュヴェ「キュヴェ・ルイーズ」は、最高の区画から収穫されたブドウのみを使用しており、シャルドネとピノ・ノワールのブレンド比率は65:35前後となっています。
1836年創業の歴史あるメゾン

1836年創業の歴史を誇るメゾン・ポメリーは、シャンパーニュ地方で最も古くから続くメゾンの一つです。1785年、ニコラ・ポメリー氏がシャンパーニュ地方のランスでブドウ栽培を始めました。その後、1836年に彼の孫であるルイ・アレクサンドル・ポメリー氏がメゾンを創設し、シャンパーニュの生産を開始しました。当時から革新的な技術を取り入れ、高品質なシャンパーニュを製造することで名を馳せてきました。
辛口シャンパーニュの生みの親、マダム・ポメリー

シャンパーニュのパイオニアであるメゾン・ポメリーの歴史において、マダム・ポメリーは忘れられない人物です。彼女は大胆なビジョンと革新的な精神を持った人物で、シャンパーニュ界に多大な影響を与えました。
ポメリー夫人の夫が亡くなった後、彼女はビジネスを継承し、メゾンの経営に乗り出しました。彼女は伝統にとらわれず、シャンパーニュの生産方法に革新をもたらしました。彼女が最も有名な功績の一つは、辛口シャンパーニュの開発です。それまで甘口が主流だったシャンパーニュ市場において、彼女の辛口シャンパーニュは革新的なものでした。
スタンダードキュヴェ『ブリュット』

メゾン・ポメリーが誇る定番のキュヴェ「ブリュット」は、メゾンのスタンダードを体現するシャンパーニュであり、その品質と価値の高さで世界中に愛されています。このキュヴェは、ピノ・ノワール、シャルドネ、ムニエの3種のブドウ品種をバランスよくブレンドすることで生み出され、フレッシュでありながら複雑でエレガントな味わいに仕上がっています。
トップキュヴェ『キュヴェ・ルイーズ』の秘密

メゾン・ポメリーが誇るトップキュヴェ「キュヴェ・ルイーズ」。その誕生には、マダム・ポメリーの類まれなる情熱と革新性が深く関わっています。このシャンパーニュは、彼女が愛する英国女王、ヴィクトリア女王の最愛の娘、ルイーズ王女に献上されました。
「キュヴェ・ルイーズ」の秘密は、厳選された最高品質のシャルドネから作られています。このシャルドネは、メゾン・ポメリーのグランクリュ畑の中でも最も優れた区画から収穫され、長期熟成を経て、そのエレガントさと複雑さが際立っています。また、シャルドネの繊細なアロマを引き立たせるために、少量のピノ・ノワールがブレンドされています。
シャンパーニュ業界に与えた影響

メゾン・ポメリーは、シャンパーニュ業界に革命を起こしたパイオニアとして知られています。1858 年、ルイ・アレクサンドル・ポメリーは、シャンパンをより親しみやすく、幅広い人々に届けるという目標を掲げて、協同組合型のメゾンを設立しました。この革新的なアプローチは業界に大きな影響を与えました。
ポメリーは、品質にこだわりを持ち、伝統的な製法を尊重しながらも、新しい技術の導入をいとわないことで知られていました。同社は、瓶内二次発酵法の改良により、一貫した高品質なシャンパンの生産を可能にしました。さらに、ポメリーはフランス国外への販路を開拓し、シャンパンをグローバルな飲み物として確立する役割を果たしました。
これらのイノベーションは、シャンパーニュ業界全体の生産性と品質の向上のきっかけとなりました。ポメリーの革新的な取り組みは、他のメゾンにも影響を与え、シャンパン産業の成長と発展に貢献しました。また、ポメリーが設定した基準は、今日でも業界のベンチマークとなっています。
