ワイン用語『ギヨー』とは?

ワインの入門者
先生、『ギヨー』という用語がわかりません。

ワインソムリエ
『ギヨー』は、ぶどうの木を支えるための垣根の仕立て方の1つです。

ワインの入門者
長梢剪定を使うとのことですが、どのような剪定方法ですか?

ワインソムリエ
長梢剪定では、長い結果枝を伸ばします。片側に枝を伸ばすギヨー・サンプルと、両側に枝を伸ばすギヨー・ドゥーブルがあります。
ギヨーとは。
ワイン栽培用語
-ギョット(グイヨ)-
垣根仕立ての代表的な形式の一つ。長い結果枝を伸ばす「長梢剪定」を行います。枝の伸ばす方向によって、片側に枝を伸ばす「ギョット・サンプル」と、両側に枝を伸ばす「ギョット・ドゥーブル」があります。
ギヨーとは

-ギヨーとは-
ギヨーとは、ワイン造りの世界で用いられる剪定法の一種です。ブドウの樹を、3本から5本の主枝に切り落として形成します。これらの主枝は、扇形または低木の形に沿って横に伸ばし、それぞれに結果枝と呼ばれる果実を付ける短い枝を生やします。ギヨー剪定は、ブドウの収量を高め、ブドウの品質を向上させるのに役立つとされています。
ギヨー・サンプルの特徴

ギヨー・サンプルの特徴
ギヨーは、特にフランスのシャンパーニュ地方で多く採用されている剪定手法です。この剪定方法は、1本の主幹から2本のシュートを生やします。シュートは同じ長さの2本の枝に分かれ、それぞれの枝に2つの芽を残します。ギヨー・サンプルは、ギヨー仕立ての変種で、主幹から2本の異なる長さのシュートを生やします。長いシュートは8~12芽を、短いシュートは3~5芽を残します。この剪定方法は、長いシュートから果実を生産し、短いシュートから更新用のシュートを生成することを目的としています。ギヨー・サンプルによる剪定は、シャンパーニュ地方で広く採用されており、果実の品質とワインの複雑さに寄与しています。
ギヨー・ドゥーブルの特徴

ギヨー・ドゥーブルは、「ギヨー」と呼ばれる仕立て方を2度繰り返したものです。1度目のギヨーでできた1本の結果枝に、翌年もう1本の結果枝を発生させ、2本の結果枝から収穫を行います。この仕立て方は、ブドウの木の勢いが強い場合や、収量を上げたい場合に採用されます。
ギヨーによる剪定の利点

ワイン造りの世界において、ギヨー方式は最も広く採用されているブドウ木の剪定方法の一つです。この方式では、1本の主枝から2本の結果母枝を伸ばし、各結果母枝から1〜2本の結果枝を発生させます。この剪定方法には、ブドウの生育と品質に以下のような利点があります。
・収量調整が容易ワイン用ブドウの収量は、結果枝の本数と結果芽の数によって決まります。ギヨー方式では、剪定時に結果枝の本数を調整することで、収量をコントロールできます。
・均質な成熟ギヨー方式で育てられたブドウの木は、各結果枝に均等に日照が当たるため、ブドウの成熟が均質になります。これにより、よりバランスの取れた風味のワインが生産できます。
・病害の予防ギヨー方式では、ブドウの木に風通しが良くなり、枝葉が乾燥しやすくなります。これにより、灰色カビ病やうどんこ病などの病害の発生を防ぐことができます。
・作業効率の向上ギヨー方式は比較的簡単な剪定方法であり、機械化も容易です。そのため、作業効率が向上し、ブドウ栽培にかかる労力を軽減できます。
ギヨー向きのブドウ品種

ギヨー向きのブドウ品種は、ギヨー仕立てと呼ばれる剪定方法に適しています。この仕立て方法は、ブドウの樹を垣根のように仕立て、直立させるのが特徴です。この方法に向いている品種には、シャルドネ、ピノ・ノワール、カベルネ・ソーヴィニヨンなどがあります。これらの品種は、直立した枝に沿って均等に果実がつき、十分な日当たりと風通しを確保できるため、ギヨー仕立てで栽培すると最適な生育が得られます。一方、メルローやサンジョヴェーゼなどの品種は、ギヨー向上にあまり適していない傾向があります。
